製作者紹介

■人生は一度きり。本気でやらないとな。


”できる、できる、きっとできる!”バイク屋の親父が座右の銘にしているのがこの言葉。何でも自分でやってみないと気がすまない性分で物づくりを非常に好む。

些細な作業でも、自分の手と体と頭を徹底的に使い、とことんやってみるというのが親父。 それは親父の拠点であるバイクショップに行けば、すべて納得してもらえるだろう。

「相談してもらえれば何でも手助けすっぞ!」というのも親父の口癖のようである。創意工夫を得意とする親父に頼めば、プラスアルファされた結果となることも多く、なによりも、その姿勢が温かく感じられるのだ。


「俺はせっかちと言われるが、損だとは思ってない。やると決めたら構想が頭の中に浮かぶ。
こんなふうにしようと言う事が、グルグル頭で回るんだ。それに、相手に本気なんだって伝えるには、すぐに動かないとな。今日も仕事中、歩きながら頭をドアにぶつけたよ。しょっちゅうだな。アハハハ」とせっかちさがどことなく自慢げだ。「人生は一度きりだから、なんでも本気でやらないと」と真顔で語る親父の言葉はズッシリと重みがある。


■少年時代も今も、チャレンジあるのみ!

物質的にまだまだ豊かではなかった昭和30年代、近所の友人たちと遊ぶ時はなんでも手作りして、工夫しながら遊んでいた親父の少年時代。この頃からチャレンジ精神は旺盛だったようで、近くを流れる川がまだ渡し舟だった頃に、エンジン付きの船を作り、友人を誘って向こう岸に渡るという行動に出たらしい。
噂を聞いて駆けつけた近所の人たちが見守る中、あえなく船は沈没。
「泳げなかった友だちを助けるのに必死だった」と笑いながら当時を語ってくれた。


そんな幼少期を過ごした親父も大人になり、長い間憧れていた本田技研に就職。
フロントマンとして多くの人たちと接し多忙な日々をおくっていたが、海外赴任の話が浮上しはじめ、将来の事を真剣に考える時期が訪れた。


結果「俺は俺でやる」と一大決心。本田技研を退社し、故郷の酒田市に15坪の店「バイクルショップ イガラシ」を開店した。

2年間はさっぱり売れなかったが、ユーザーへのアフターフォローの良さや、対応の早さなどが功を奏し、徐々にお客も増えていった。

その後、店舗を移転しながら、平成元年、現在の場所に「YSP酒田」をオープン。オートバイ、自転車、スノーモービル、マリンジェット、レーシングカート、牽引トレーラー、四輪バギーなどを扱う。

ショップ独自のバイクやスノーモービル、マリンジェットのクラブも活発で、購入後に同じようなマシンを持つ仲間たちと交流ができるのも魅力だ。

 

ここで一言お店の宣伝を・・・

--------------------------------------------------------------------
カスタム、修理、ツーリング。どんなことでもお気軽にご相談ください。
力の限りお客さまのバイクライフをサポートします。バイクは楽しい乗り物。
私たちも乗ること、そして、いじることを楽しんでいます。
一緒にバイクライフを満喫しましょう!
--------------------------------------------------------------------

■人とのつながりから誕生したオブジェ。

ショップには親父を慕うバイク野郎たちが、誰彼ともなくやってきては、奥さんが入れてくれたピカイチのコーヒーを飲みのみ談笑している。

職種も年齢もさまざま人たちばかり。共通するのは、バイク好き、仲間好き、ショップ好き、親父好きの面々であり、ホントはバイクに乗っていても乗らなくても問題はないのである。

親子二代三代でショップにやってくるのも珍しくはなく、おのずと知り合いの輪は広がる。なによりも、人と人とのつながりを大事にしているショップなのだ。



親父がバイクのエンジン部分で作るオブジェを作ったのも、そんな人とのつながりを大事にしていたからであった。何かお礼がしたいとか、なにか思い出になることをしたい、というような事から作り始めたのがきっかけであった。

エンジンをバラす事も大変な作業であるが、(解体作業ページ参照)なにせ、思い立ったら一途な性分。長い間の経験と技術と、タップリの愛情を込めて制作に励む。

設計図はない。

すべてインスピレーション。さすがに部品の特徴を良く知っているだけに、部品の生かし方が面白い。

 

これまで10年以上、約200個以上のオブジェを制作してきた。エンジン内で動いていた部品一つひとつが、新たな息を吹きかけられ今度は表舞台へ。親父の手のなかで創造力豊かなバイクオブジェに蘇えり、贈り手の元で静かに輝いている。

恐らく今日も、親父はショップの片隅にこもっている・・・と思ったらもう違う場所へ。とにかくジッとしていることはなく、せっかち極まりない。常に手と体を動かしている親父である。

あ!口も良ーく動くのを付け足しておこう(笑)